私のところには、共依存恋愛にのめり込む娘(成人)さんについてのご相談をお母さんから受けることも少なくありません。
そう聞くと過保護なのでは?と思う人もいるかもしれませんが、親と言っても第三者の目線を持ってますし、むしろ親だから気づけちゃうことってあるんですよね。
本当に腹の底から笑ってるときの娘の顔
本当に楽しそうなときの娘の顔
嫌そうなときの娘の顔も知っている…
小さい頃からずっと見てきたからこそ
感じてしまう、見抜いてしまう違和感があるんだろうなと、、
それはある意味、健康的な反応とも言えるんじゃないかなと思います。
どんな違和感なのか?
ひとことで言ってしまうと
普通の恋愛とは何かが違う気がする・・・
苦しそうにしか、見えない・・・
これは親に限らず、依存的な恋愛を経験したことのない人の
率直な印象と言ってもいいかもしれません。
ですが依存的な恋愛になっている人・・・
それも、恋愛感情がとても強いとき
自分が依存してる自覚もない段階のときは
「お互いに必要だから離れたくない」
「苦しいのは好きだから」
そう認識しやすいので
第三者から見たときの意見は、どんなにそれが自分のためだとしても
頭には入っていかないんですよね。
むしろ否定されていると感じてしまう。
それだけ依存状態の時というのは、とても感情的だし
ものすごく視野が狭くなっているということなんですね。
自分が思っている以上にね(゚ω゚)
でも興味深いことに、
それを裏付けるかのように
依存から抜け出せた時とか
共依存関係が終わったあとのクライエントさんから出てくる言葉には
「あの時は分からなかったけど、今となったら・・・」
大抵の方が、苦しかったときの自分をそう振り返えられるんですよね。
ということは
依存的になっている時の自分というのは、自分で思っている以上に
多くのことが見えていない状態ということが言えますよね。
視野が狭くなっているから、自分のことなのに、
何が苦しくて、何が自分の害になっているのか気づくことができないし
気づけない状態にあるから、現状から抜け出すために必要な情報や知恵に
意識が向けられていないんです。
恋愛に依存的になってしまう自分から
なかなか卒業できない
ずっと同じ苦しさの中で何年も何年も
ぐるぐるしてるという人は
もしかしたら視野の狭さが現状を変えられない原因になっているかもしれません。
当てはまる人は
依存的な状態のときの自分は、通常よりも感情的になっているし
感情的だから視野が狭くなっているんだなと、、まずは気づくことが大切です。
こうした気づきを増やすことは、自分を良くしていくためのアンテナも増えますからね・・
少しずつでもいいので、視野が広がっていくよつうな気づきを増やせると
何か自分を変えるためのきっかけになったり
問題解決の糸口に繋がると思います(^-^)
【記事執筆者:心理カウンセラー畠山ユキ子】
一般社団法人全国心理技能振興会:認定心理カウンセラー:2011年から5000件以上(2025年現在)のカウンセリングを実施。愛着問題、毒親、機能不全家族から生じる生きづらさ、依存問題(恋愛依存、回避依存、共依存)や心の傷やトラウマ、親子問題や恋愛関係などの人間関係のご相談を現在も受けています。過去にはマスメディア出演等の活動経験も有り。
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